ドイツ最大の都市ベルリンにプライベート旅行。垣間見たベルリンの印象をまとめてみました。
今年はベルリンの『壁』が崩壊して20年。そうあれは空前絶後の大事件!20年前の11月9日に『ベルリンの壁』が突如崩壊!テレビで報道されベルリンの人々が歓喜で抱き合っている姿や『壁』を壊しながら悲痛な時代から開放される歓びで涙していた姿が蘇ってきます。当時チェコに住んでいた知人からベルリンの壁の一片を見せてもらった時、歴史に翻弄させられた人々の想いに心が痛みました。20年の歳月が過ぎた今、街はたくましく復興していてビルや新建築が多く美しく緑豊かな街に変化してます。全てを失った都市という点で東京と良く似てますが、過去の痛ましい傷跡が共存していて過去の記憶はまだまだ生々しく戦争への憎悪を感じます。戦争は全てを破壊しますものね。人の命も心も。貴重な建築物や重要文化財までも。平和を願う心を思い出させてくれたベルリンに感謝して***
それでは断片的な散策シーンですがどうぞお付き合い下さい。

さて最初に訪れたのは統一ドイツのシンボル=ブランデンブルク門。東西分裂時代には門の近くに壁が築かれていたのでこの門をくぐる事は出来なかったそうです。が、、

今は堂々と門をくぐってみましょう。すると道路の白線上に28年間も東西を分断していた『壁』の位置が印されています。『壁』は全長約155km 最高 4.10mの高さで西ベルリン全体が取り囲まれ、東ドイツの中で孤立した存在だったのかがわかります。

1961年(8月13日)に『壁』が築かれ1989年(11月9日)『壁』が崩壊された年が記されています。

第二次世界大戦の空襲で破壊されたカイザーヴィルヘルム記念教会。戦争モニュメントとして修復されず痛ましい姿で保存されています。

21日の朝、晴天青空にそびえ立つテレビ塔とマリエン教会。この教会は森鴎外の「舞姫」の出会いの舞台です。

そして夕立の後には美しい虹の架け橋***peace!***

最後にペルガモン博物館を見学しました。
古代ギリシャのペルガモンで発掘された「ゼウスの大祭壇」に登壇し、古代バビロニア「イシュタール門」と「行列通り」を行進してまいりました。?!

王座に座す女神像[BC5世紀]ドレープの流れが美しい、

ペルガモン博物館は巨大な遺跡がそっくりそのまま展示してある壮大なスケールを持つ博物館です。
発掘者の方々と復元された方々の偉大なる労力に敬意を表して*