Musee d’Art et d’Industrie

11月に予定されている合同展示会『Regards sur le Japon』仮題:会場の下見と打ち合わせを兼ねて、サンテティエンヌ 芸術・産業博物館Musee d'Art et d'Industrieにアートディレクターとクリエーター6人で行ってきました。
http://www.saint-etienne.fr/index.php?module=cms&action=getContent&id_heading_object=1110

サン=テティエンヌ(Saint-Etienne)は、フランスの東部の都市で、ロワール県の県庁所在地です。
パリからはリオンでの乗り継ぎ時間を含め約3時間半、往復7時間。少々ハードな日帰り出張でしたが、久々の青空と暖かな日差しに恵まれ初めてお会いする主催者の方やクリエーターの方との新たな交流が出来、展示会場も把握し、方向性も掴めつつ、、とっても充実した1日でした。後は具体的に作品作りをスタートするのみです。。フー**
さて サンテティエンヌの主要産業で有名な一つにリボン生産があります。 
芸術・産業博物館には、リボン産業についての展示 リボン織機 年代物絹リボンの数々が展示されています。
博物館の館長ナディンヌ・ベッスさんに丁寧に館内を案内して頂きました。

リボン織りは、この地で早くも11世紀に確立されたそうですが、ユグノー弾圧:16〜18世紀のフランスにおける新教徒弾圧でサンテティエンヌのリボン織りの職人たちは、スイスのバーゼルに落ち着き、そこでリボンの生産を行なうようになりました。現代ではサンテティエンヌに匹敵するほどの規模となっているそうです。そして1772年にバーゼルからサンテティエンヌに機械職人がきて、以後絹のリボン生産が盛んになったそうです。

リボン織りの機械をおじさんが動かして見せてくれました。100〜150年くらいは経っているのに凄い勢いで動きます。
3月24日までエスプリ・スタロン展開催しています。1867年、最新流行のリボンのメーカーとして、この地に創業したスタロン社。1928年からは絹織物の生産を開始し、その職人技を生かしてプリント生地やベルベットなども手がけ、1946年以降、70年代に経営危機を迎えるまでの間、ジャッキー・ケネディをはじめとする世界の著名女性に愛されたその生地の魅力を紹介してます。リボン、絹、オートクチュール(1867-1986)の洋服が展示されています。
ニュースで紹介されていました。展示の様子がご覧頂けます。水着姿のおじさん達の後に始まります。余興ですので笑って無視してそのまま見てて下さい。
http://videos.tf1.fr/infos/media/jt/0,,3652989,00-esprit-staron-expose-musee-art-industrie-saint-etienne-.html