今日は雨がしとしと肌寒いパリ。先週末までからっとした夏の暑さで心地よかったんですよ。
木曜の夜、冷えたロゼワインを片手に一人気ままにお食事をしながらテレシネを見てたら、なんとシャルロットが見覚えある帽子を被って登場!。。しかも ヨレヨレ なんだこれー!思わずっ叫んでしまった。
思い出しました。昨年 黒の帽子2個注文を受けて作ったことを。。。。 
『明日女優さんの頭サイズ計りに来れる?撮影中 傷みが激しいから2個ね2個!お願い』ってフランソワーズから突然の電話。翌日、衣装スタッフと私は、順番にタッタカー!と女優さんのサイズ計り終えると、『何処何処に何時何時までに届けてねー撮影はリヨンなのよー。はいさよなら。』と彼女はさっさと車でリヨンに出発してしまった。
もちろん台本なし。私も別の仕事と重なっていたのでサクサクと仕上げて納品。支払い完了。完全に忘れてました。

まさか歴史上実在人物。しかもフランス革命時にマラーを暗殺したシャルロット・コルデーの役の帽子だったとは知らなかったです。ルーブル美術館に展示されている『マラーの死』ダビッド作の有名な絵が脳裏に浮かんで唖然。
ひやー参りました。にわか仕事にこのような背景があったとは。反省させられました。
フランス革命の歴史を深めつつ。祈りつつ。

シャルロット・コルデーについては http://ja.wikipedia.org/wiki/シャルロット・コルデーを参照下さい。

シャルロットはマラーを暗殺後、民衆からボコボコ叩かれていたので、やっぱり同じ帽子2個必要だったのかと納得だけど 映っていた帽子は最初からボロボロ くたくたで あんなに奇麗に作ったのにとちょっと不満で驚きましたが、彼女は低級貴族の出なのでエレガンスからかけ離れてるのはごもっともなことでした。目からうろこ**
13〜15秒目にチラッと映る 緑のリボンが飾られた黒の帽子がその時の帽子です。ヒューイーと早いです。