サンテルモミュージアム


サンセバスチャンに到着した夜、ぶらぶら街を散歩をしているとモダンな建物と共存した大きな教会を発見!そこは歴史資料博物館STMサンテルモミュージアム。おもしろそうなので覗いてみる事に。やったビンゴ!バスク女性のかぶり物『トカード』が陳列。絵画では見た事があったけど形になったものを見たのは初めてでした。1枚の布地でぐるぐるターバン巻くように作られています。15世紀に流行した色々な形をした『トカード』は全てバレンシアガ美術館によって復元されたものだそうです。当時既婚者の女性は髪を覆う事が義務づけられていて、その形によって身分が判ったそうです。しかし徐々にエスカレートしたつの形の『トカード』は素材の無駄、卑猥な醜い形と忌み嫌われ、教会側から禁止令が出たとか。わからなくもないけどなんとも矛盾した不自由さを感じてしまいます。されど『トカード』ファンとしましては、バスクの先人デザイナーさまに感謝でございます。



バスクの伝統音楽でも覗いてみようと検索していたらたどり着きハマってしまったのはビルバオ出身のkepa Junkeraケパ・フンケラ。バスクの楽器trikititxaというボタン式ダイアトニックアコーディオン奏者。彼の音楽活動は伝統的な音楽の枠を超えて他の楽器奏者やオーケストラとの斬新なコラボレーションをしているようです。懐が深い彼の音楽の世界に魅了されました。私的には民族色が出ていてなおかつアップテンポが好みです**