■

昨日テアトル　パレ・ロワイヤルにて衣装のリハーサルがおこなわれました。演出家　衣装監督　衣装部門のスタッフ　劇場のディレクター及び関係者　全員にお披露目し衣装の最終チェックです。私は1914年代の帽子３点を依頼していただいていたので、久々にエポックな大物帽子をご披露することができました。素晴しい衣装と帽子を被った役者さんはご満悦で優雅なお姿で歩いておりましたが、しかし　ななんと　そのうちのエスカルゴ帽子に演出家からダメだしがでてしまって衣装監督と私は真っ青。原因はファーフェルトの色！この色はグレーではなくベージュだと演出家は仰る。衣装監督はベージュではなくグレーですと返答。いやこのグレーには赤が入っているじゃないか！と演出家。ハ〜ごもっともそのとおりです！このエスカルゴ帽はグレー。しかし同じグレーでも青みがかったクールなグレーではなく藤紫がかった柔らかいグレーなんです。色の寒暖分類はカラーセミナーで習いましったけね。色を染め直すかカラースプレーで色つけようと提案されましたが、たて地で苦労したドレープ出の飾りをほどいて今更土台だけ染めるなんて、ましてファーフエルトの風合いが失われフォルムも変形させるような恐ろしいことはしたくないーと青ざめて断然拒否！頭の中が真っ白になって途方に暮れかかってる私に、衣装監督は色違いの帽子を作ろうと即決！し素早くスポンサーに予算増額の承諾をとってエスカルゴハット再注文。ギャハー　公演まであと１ヶ月もないしー他のお仕事の期日も迫ってるしー　明日ご新規さんとの打ち合わせもあるし。。。ノエルも大晦日新年会もあるー？とますます頭が真っ白　モヤモヤ〜。
一番の打撃はグレーのエスカルゴハットの舞台デビューが出来なかった事かな。ガクっ。。しかしこの帽子は衣装リハーサルで内輪の方々に見て頂いて日の目をみた様です。開幕後はこのブログでもお披露目したいと思いますので見てやって下さいませ。

よーし！寒いけど気合い入れてパレ・ロワイヤルのアトリエで頑張りますよ〜＊＊　

オーさぶいいーーー　雪だー＊＊＊